一、いにしへより其領内ニ有来 輩たりといふとも、他領へ 相越、年久敷有付、妻子をも 令所持、其上科無之者を 呼返し候儀、向後可為停止事 寛文十九二月十一日ニ出ル 覚一、欠落者、何年過候而も、有所知次第、 負せ方売掛ケ候者と銀子可取之事一、欠落之跡、有之諸道具之内、預ケ物ハ 預り主之請文次第可戻之可申来、 但御法度相背欠落者跡ハ、可為格別事