せんねんより御ふれふみ 二巻之内 上

大御所様 当月廿日
甍御候間、町中諸事穏便ニ可仕候
普請鳴物諸芝居并形成町商売も
追而指免候迄相止候、此節町中自
身番火之元別而入念可申候、公事
訴訟も重而案内せしめ候迄ハ
不承候間、右之趣三郷町中可相触候、以上
   寛延四未年六月廿三日

殺生之儀相触可申候、尤京橋・玉造・雑喉場
之辺、餌漁師へ可申候
   六月四日

此節穏便ニ仕鳴物停止、先達而御書付を以
被仰出候、江戸表ニ而ハケ様之節ハ惣躰
丁家之見世もしめ、物静ニ仕居申事ニ候、

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