せんねんより御ふれふみ 二巻之内 上

   当月朔日
大納言様御婚礼首尾能相済候由被仰下候、
誠以恐悦ニ候御事ニ候
一、姫宮様御事、向後御簾中様と可奉
  称旨被仰下候
右之趣従 江戸被仰下候条、恐悦ニ可奉存候、
此旨三郷町中可触知者也
   宝暦四年戌十二月 遠江
            安芸

  先月廿七日
姫気味様御七夜之御祝儀相済、奉称千代姫君様と候
段、従江戸被仰下候、恐悦ニ可奉存候、此旨三郷町中可触知候、以上
   宝暦六年子八月
一、千代姫君様宝暦七年丑四月十二日御逝去、
  鳴物三日御停止
一、葵之御紋付候衣類・道具何ニ不依所持
  有ハ可申上旨、宝暦九卯七月御改

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