せんねんより御ふれふみ 二巻之内 上

一、朝鮮人献上之御鷹・御馬、
  宗対馬守殿屋敷ヘ先達而可参候間、
  爰元ニ有之内、彼屋敷之近辺自身
  番仕、家並ニあんとん出シ可申事
一、御堂并宗対馬守殿屋敷之近所火事
  出来候ハヽ、兼而定置候方角火消人足
  早速可罷出候、令遅滞可為曲事事
一、三郷町中火事場ヘ持出候手桶之儀、
  籠を渋はりニ致し可持出候、然ハ
  急ニはなり申間敷、早く拵置可
  申候、惣而火消道具損候分拵置可
  申事
一、朝鮮人逗留之内、町人子共召仕下々、夜ニ
  入むさと出シ申間敷事
右之通可相触者也
   天和弐壬戌年七月七日

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