せんねんより御ふれふみ 二巻之内 上

一、京・大坂・駿府三度飛脚、近年貫目
  重く荷物等有之、其上猥ニ夜中も
  相通し、不埒之儀共有之由ニ而、向後
  在番荷物之外、商人等之荷物、
  堅ましへさる様ニ仕、無拠子細有之、
  夜通し之飛脚差出候ハヽ、番頭之
  証文を以可通由相定候、此旨所々
  飛脚請負人ニ申渡、昼夜共
  人馬賃銭等定之通無相違相
  払候様、可有之候、道中宿々ニ而も
  改之、若貫目重キ荷物有之歟、
  又ハ証文無之夜通し之飛脚
  相廻り候ハヽ、其所ニ留置早速道中
  奉行へ可訴之旨申渡候間、僉儀
  之上飛脚宰領人は不及申、請負人
  迄可為曲事事

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