せんねんより御ふれふみ 二巻之内 上

一、長崎y当表へ登り候唐阿蘭陀
  糸端物類は、当地五軒之問屋共へ
  引請、問屋y外々へ買取可申候、
  右問屋共、手前ニ不有合品望候
  者有之節ハ、問屋共y京都問
  屋へ致相対、買取可申候、享保六巳
  年申渡候所、近頃呉服屋共之内、出所
  紛敷糸端物売買致候由風説
  有之、不埒之至りニ候、先年も申渡候通、
  右五軒之問屋之外ニ而買取申
  間敷候、若出所紛敷端物類売
  買致候者有之は、急度可申付候、
  且又端物中買共も、先年申渡候
  通可相心得候
    寛延元辰十一月 周防
            筑後

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