せんねんより御ふれふみ 二巻之内 下

   船之事

   一札
此度御改被仰付候御書付之趣、慥ニ
承知申候、私共手前ニ上荷船・茶船・
剣先船・砂船・土船・屋形船・勧進小船、
惣而川内ニ而働候船、壱艘も所持不仕候、
勿論他之船を賃銀ニ而預り乗働不
申候、若不寄何船ニ隠置申か、又ハ他之
船を賃銀ニ而預り乗働申候而、後日ニ
相知候共、年寄・月行司之御難懸ケ不申、
我々共如何様共越度ニ可被成候、為後日
判形仍如件

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