暮シ居候者、壱節季ニ四十文宛、
壱ヶ年ニ弐百文、表店ニ而も軽暮シ
候者は壱節季ニ弐十文宛、壱ヶ年
百文、裏店ニ居申候者ハ壱節季ニ
十六文宛、壱ヶ年ニ八十文、請取之
来り候、此外ハ其者心任せ次第
請来り候、貧暮候者ハ、判銭ハ
用捨仕来り候、此已後も右之通ハ
請取、右之外一銭も貪りケ間敷儀、
曽而仕間敷候、且又只今迄右書
面ｙ判賃無数渡シ来り候者は、
此分ハ只今迄之通判銭請取之、
少も相増申間敷事
一、私共方へ引請候者、小屋へ入置候者
共、万一御尋之義御座候節ハ、早速
召連、罷出可申候、為其小屋支配
人付置、引取候者共帳面ニ記
置、先々へ引請渡シ候者は