せんねんより御ふれふみ 二巻之内 下

   惣年寄中
   并町年寄

三郷町々へ懸り候人足賃銀其外出銀等、
近年段々相増、町人共及難儀候趣
ニ付、右出銀致減少候様ニ此節取斗候
ニ付、惣年寄共随分相改、郷掛り
銀余程減候、就中前々之惣年寄
風俗儀不宜儀抔も有之趣ニ付、
役儀勤候身分ニ而ハ有間敷事ニ候
間、此度慎之義急度申渡候、若
此已後、未熟之取斗ひ抔有之候ハ、
町々年寄共無遠慮可申出候、尤
町々年寄共儀も不筋之義は勿論、
貪りケ間敷義抔無之様ニ可得
相心候、不埒之者於有之は急度
可令沙汰条、此段可相心得候

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