せんねんより御ふれふみ 二巻之内 下


一、傾城町之外怪敷女を抱置、遊女宿
  同意之身過仕、又ハ奉公人女を肝
  煎なとと申なし、其外色々ニ事
  よせ、猥成仕方之者数多有之由、一々
  相聞え候、町々ニ而借屋末々迄組切ニ明
  細ニ可相改事
一、女子ニ芸を教ヘ徘徊致させ候
  類之者停止之由、前年も申渡候、
  弥堅可相守事
一、万一女を抱ヘ遊女らしき身過
  致させ候者有之者、何時も其女早々
  番所ヘ可申出、身之代を主人之
  損ニさせ、女者親元ヘ送リ返すへし、
  少も女之とがニ致間敷候間、無
  遠慮可申来事

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