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萬年社について

高木貞衛
創業者の高木貞衛

 明治23年(1890)に高木貞衛(1857~1940)が大阪で創業した広告代理店。

 『大阪毎日』『大阪朝日』の二大紙と特約を結び、両紙が全国紙に成長するとともに取扱高を増加させ、大正期に急速に拡大した萬年社は、大阪の売薬、化粧品などの企業との取引を中心に、全国の地方紙にも業務を拡大して全国的企業に発展し、電通、博報堂と並び日本を代表する広告代理店として、長く君臨した。大正11年(1922)、神戸高等商業学校教授を退職した中川静が入社すると、研究雑誌『広告論叢』や『広告年鑑』を刊行し、本格的な広告研究を進展させる拠点ともなった。

 平成11年(1999)、自己破産により、約110年にわたる歴史を閉じた。

本店社屋
高麗橋5丁目にあった本店社屋