せんねんより御ふれふみ 二巻之内 上

右之通、京都・大津・伏見・南都ニおゐて、
町触有之由、京都奉行所y被申越候
間、於当表ニ前文之通急度可相
守、三郷町中可触知者也
   寛保弐年戌二月十九日

長崎表ニ而唐船渡り候俵物、請方之
役人、今年y当表備後町五丁目吉野屋
庄左衛門借屋ニ会所を建、詰居申候間、
向後当表y長崎廻り候煎海鼠・
干鮑・昆布等之俵物、送り状ニ右会所
之裏印を取可申候、若会所之裏
印無之送り状ニ而、俵物積下シ候
物有之は、其段長崎奉行所y
申来候ハヽ、吟味之上咎可申候
右之通三郷町中可触知者也
   延享四卯五月十二日 筑後
            周防

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