せんねんより御ふれふみ 二巻之内 下

一、火事出来候ハヽ、小火之内其町之者早速
  馳付消候得ハ、大火ニなり不申候、然共
  火之元ニ不構、先銘々道具等取除ル
  心入致候故、大火ニなり候間、小火之内
  随分精出消留候様可相心得事
一、火事場へ火消人足ニ紛、見物人
  多相見得候間、令吟味召捕、
  急度曲事ニ可申付事
   天和貞享年中

一、町中火事出来之刻、荷物を於持参候ニ
  は、不依遠近何方ニ而も持来候所ニ
  致吟味預置、預候者申分と
  火事場之者申様を聞合、預ケ
  候儀於紛なきニ相渡候、相違候
  儀有之ハ可申来事

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