せんねんより御ふれふみ 二巻之内 下

金岡太夫是へ出候得、可申子細有之候、
其上可相渡物有之、と申候得ハ、出合者
無之間、従 御老中御使立、色々と
御噯被成候ニ付、周左衛門退出仕、能果候
而已後御尋如此ニ候なり
則御朱印指上申候、以上
一、私先祖摂州池田y相州鎌倉へ罷下り
  相勤候所、長吏以下之者依為強勢、私先
  祖ニ支配被為仰付、頼朝公御証文は
  鎌倉若宮八幡宮ニ奉納候、此書物之儀ニ付、
  則別当之御書付等も御座候、依之任先例
  今鎌倉八幡宮御祭礼御輿先立之
  供奉、長吏共為帽子素袍式上下
  着し相勤申候
一、寅御入国之御時、私先祖武州府中迄
  罷出、鎌倉y段々相勤候由緒申上候得ハ、
  御役儀等長吏以下支配被為仰付候、

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