会場への地図はこちらをごらんください。 http://www.kyoto-seika.ac.jp/esri/info/
参加申し込み;10月末日までに右記にメールをお送りください。 egvc_ucrc@mac.com
  テーマ:ムービング・イメージと社会

こんにちの私たちの暮らしを特徴づけるキーワードがあるとしたら、それは「圧倒的な映像文化」というものだろう。電車や飛行機の中で、街頭で、iPodや携帯、あるいは巨大スクリーンで、私たちは常に映像に囲まれている。そして同時に、コンビニや駅のプラットホームで、防犯カメラや携帯写真、あるいはまた盗撮の視線に、それとは気づかぬうちにさらされている。経験や出来事は常に映像化されている。映像を介さないリアリティは存在せず、リアリティはすべて映像化されているかのようだ。

液状化し、グローバル化する社会の中で、私たちは“動くイメージ”とともに生きている。それらは私たち自身の社会認識、自己イメージ、暮らしのありようをどのように変えていくのか。テレビや映画といった古いメディアに加えて、新しいメディアが次々と出現しつつあるこんにちの社会状況のなかで、オルタナティブなイメージを新しい回路から発信する営みの価値とは何だろうか。

この集まりは、映像を・対象とした/利用した/資料化する/教材とする、さまざまな社会学的営みを系統づけ、相互に関連づけるためのワークショップの形式を採る。また、国境や文化、言語の境界を越えて、新しい映像メディアを想像(=創造)し、映像文化研究・映像社会学を発展させるための基礎について考える。
 
セッション1 (4日、13:00〜14:30)
ムービング・イメージと社会:オープニング
佐藤真(映画監督)「越境するドキュメンタリー」
コーディネーター:丹羽美之(法政大学)
セッション2 (4日、15:00〜17:30)
触発する映像:市民メディアとパブリックアクセス
パク・チェウン(メディアクト政策室)
ナ・デゥキョン(ソウル大学大学院)
下之坊修子(映像発信てれれ代表)
新井ちひろ(Our Planet TV)
コーディネーター:松浦さと子(龍谷大学)
セッション3 (5日、10:30〜12:00)
体験する映像:変容する学びのフィールド
法政大学社会学部・丹羽美之研究室
大阪市立大学文学部・石田佐恵子研究室
田辺崇宏(大阪大学)
コーディネーター:伊藤公雄(京都大学)
セッション4 (5日、13:00〜15:30)
思考する映像:映像で描く社会・文化
チョ・ソンミ(フランス社会科学高等研究院)
新井一寛(京都大学)
雪村まゆみ(関西学院大学)
レナト・リベラ(京都大学)
コーディネーター:山中千恵(大阪大学)
+梁仁實(大阪市立大学)
セッション5 (5日、16:00〜18:00)
集める・記録する・公開する
石田佐恵子(大阪市立大学)
久保田テツ(大阪大学)
+持留和也(持留デザイン事務所)
コーディネーター:伊藤遊(京都精華大学)
ディスカッション:映像社会学研究会
 
         
  大阪市立大学都市文化研究センター/アーカイブス・プロジェクト
文部科学省科学研究費補助金「ポピュラーカルチャーの映像資料作成と編集・教材化・公開にかかわる方法論研究」
 
 
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