アーカイブズは記録や記憶をとどめておくことを目的として
企画される。そして、分類・整理され展示されることを通じ
て新たな意味を付け加えられてゆく。一方、ポピュラー文化
とは、忘却されてゆく日々のいとなみにほかならない。では
、ポピュラー文化のアーカイブズとはいかなるものなのか。
ポピュラー文化においてとどめておくべきビジュアル・イメー
ジとは何か。収集し・並べ替えることによって提起されるの
はいかなる問題か。本セッションでは、ポピュラー文化の収
集と展示に関する取り組みや研究を紹介しながら、アーカイ
ブズがポピュラー文化・研究にあたえる力学について考える。
コーディネーター:山中千恵[仁愛大学]
2月23日(土)13:00〜15:00
司会:
山中千恵 [仁愛大学]
13:00〜
発表:
山田奨治 [国際日本文化研究センター]
「複製物で広がったヴィジュアル・イメージを探る」
板倉史明 [東京国立近代美術館フィルムセンター]
「映画復元における倫理と創造性」
宮本大人 [北九州市立大学]
「マンガにとってミュージアムはどんな場でありうるか」